1.A fortune in lies
2.Only a matter of time
3.the ytse jam
4.afterlife
5.Light fuse and get away
          /8曲
WHEN DREAM AND DAY UNITE 55
1989年 1stアルバム

プログレッシヴ・ヘヴィメタルの第一任者として、世界中に名を馳せるドリームシアターのファーストアルバム。 
しかしそれにしても、まさか1stの1曲目から「A fortune in lies」などという、ギターとベースがやたらめったらに動き回り、かつ変調に変調を重ねたような人間離れした曲をやっていたとは..... しかしテクニックに走りすぎて、後のアルバムとは違ってまるっきり人間的感情を感じることが出来ない曲だという意味で、まだ垢抜けていないといえるのかも。
その後もひたすら変調曲のオンパレード。 一体何十回変調すれば気が済むのやら・・・ある種の執念すら感じてしまう(^^;) 
そのせいで、後半に差し掛かる頃には気持ち悪くなってしまうアルバム。 特にあくまでも正確に「タタタタッ、タタッ」とリズムを刻み続けるドラムは、最早打ち込みにしか聴こえなくなってきます。
1曲目のインパクトだけは凄いんだけど・・・
DREAM THEATER

1992年の歴史的名作、「Image and Words」でHMとプログレッシヴロックを
見事に融合させ、そのジャンルをも確立してしまったアーティスト。
理解に難しい作品も多いが、名盤も数多くリリースしている。




1.METROPOLIS PART1
2.TAKE THE TIME
3.ANOTHER DAY
4.Under a glass moon
5.Leaving to live
          /8曲
IMAGE AND WORDS 99
1992年 2ndアルバム

ロック史どころではない、音楽史に残る歴史的名盤である。 これがそういった名盤たる所以は、上記の通り「プログレとHMの融合」を達成したアルバムだということである。 プログレらしく最先端の技術を用い、各パートの演奏力の凄さを見せつけながら、優しく心温まるようなメロを持つハイレベルな8曲が集合している。
その中でも「究極」と呼べるのが5曲目の9分半の大作、
METROPOLIS PART1だ。


何となく不気味なイントロに始まり、突如ベースとドラムが切り込んでくるイントロ、シャウトが響き渡るサビだけでもお腹いっぱいだが、転調後のインストパート壮絶さは、もうとても言葉では言い表せない..... ギターもベースも物凄い早弾きを披露しているが、それ以上に更に凄いのがドラムで、もう何を叩いているのか聴き取り不能! その後の複雑怪奇で迷宮のような展開は、きっと伝説になるでしょう.........。 そしてクライマックス、先ほどのサビが更に壮大になって繰り返される様も圧巻で、まさに「奇跡的名曲」という言葉に相応しき曲と言って間違いない。
他にも
「TAKE THE TIME」「Leaving to live」等、このアルバムにおける8分を超える大作は、どれも予想を遥かに超える展開を見せてくれるし、「ANOTHER DAY」「SURROUNDED」といった4、5分程度の作品でも、充分にプログレッシヴな展開と優しいメロディを味わうことができる。 
何においても文句のつけようがない、現代音楽の最高傑作と言い切りたい。
完璧